10年程前に沖縄アクターズスクールの牧野正幸氏は「キレる」若者について次のように語ったことがある。「キレる若者に二種類あって、一つは、ただ訳もなくムシャクシャしてキレ てしまう人。もう一つは、自分のことも周囲のこともよく把握していて、自分にふさわしい場がないと感じ、キレる人。私がなんとかしてあげたいのは後者です。才能はあるが、今のシステムの中では活かされていない子を選び、そしてそのシステムを変え、その子に応じて環境を整え、そこで持てるエネルギーを発散 させることが、私の求める『爆発を伴ってキレる』ということなのです。例えば安室奈美恵の場合も,意識して『爆発を伴ってキレる』ように鍛えました。ス テージに立ったら、ライトがつく前からカーッとテンションを上げていって、パッてついたときにガア―といって、自分に与えられた時間をとことんお客さんに 向かって攻めていく習慣をつけさせたのです。」
最近、この「キレる」という言葉を聞かなくなったような気がする(逆ギレという言葉はまだ使われているのだが)。草食の男子が多くなったことでキレることもなくなったのか。