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    <title>慶應義塾大学大学院経営管理研究科　教授　高木晴夫</title>
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    <updated>2012-04-19T01:58:15Z</updated>
    
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    <title>No.34 「チームプロジェクトの併用」</title>
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    <published>2012-04-19T01:57:30Z</published>
    <updated>2012-04-19T01:58:15Z</updated>

    <summary>母校ハーバード・ビジネス・スクールの校長から全世界の卒業生に向けて、最近のHBS...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="慶應型ケースメソッド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<div>母校ハーバード・ビジネス・<wbr></wbr>スクールの校長から全世界の卒業生に向けて、<wbr></wbr>最近のHBSの戦略的取り組みを説明する小冊子がとどいた。<wbr></wbr>今の時代、<wbr></wbr>同窓生向けの連絡はすべて電子メールになっているのであるが、<wbr></wbr>校長から直接伝えるということで、<wbr></wbr>今回は紙に印刷した8ページ程のものが郵便で到着した。</div><div>&nbsp;</div><div>読み終えて、私にとって非常に重要なポイントとなったのは、「<wbr></wbr>ケースメソッド」と同時に「チームプロジェクト」<wbr></wbr>を重視する方向へ舵を切ったことであった。<wbr></wbr>その背景はやはりグローバル化である。当然であるが、<wbr></wbr>グローバルの時代であっても、活字としてのケースを読んで、<wbr></wbr>課題を教室で議論し、<wbr></wbr>意思決定のスコープをさまざまに議論するのは大きな勉強となる。<wbr></wbr>しかし「現在進行中の」「グローバルの経営課題を」「<wbr></wbr>関係する多様な国と文化の人々で」「チームを組んで」「実際に」<wbr></wbr>仕事することからの学びとはならない。<wbr></wbr>ハーバードの世界規模のリソースを総動員してチームプロジェクト<wbr></wbr>をカリキュラムの中に組み込むのは容易である。むしろそれを「<wbr></wbr>ケースメソッド」<wbr></wbr>に併置した意思決定の重大さを認識しようと思う。</div>]]>
        
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    <title>No.34 「導火線を伸ばす」</title>
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    <published>2012-04-19T01:56:07Z</published>
    <updated>2012-04-19T04:48:36Z</updated>

    <summary>本日（4.19）は新著『組織能力のハイブリッド戦略』 が書店に並ぶ。この著作に至...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
    </author>
    
        <category term="「知的導火線」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<div>本日（4.19）は新著<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478007411/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=interliteracy-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4478007411">『組織能力のハイブリッド戦略』</a><img width="1" height="1" border="0" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=interliteracy-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4478007411" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> <wbr></wbr>が書店に並ぶ。この著作に至る知的導火線はたくさんあり、<wbr></wbr>本の中に文献引用として書いた。</div> <div>研究者として幸せであるのは、<wbr></wbr>この新著を次への導火線とすることができたことである。<wbr></wbr>最終章の最終ページに次のように書いた。<wbr></wbr>これが今後の研究テーマとなる。</div> <div>ーーーーーーーーー</div> <div>外部からの刺激が低下した組織は閉塞する。働く人々が、<wbr></wbr>自分の職場の外、<wbr></wbr>つまり企業の置かれている外部環境の刺激に満ちた諸相に触れなく<wbr></wbr>なると、<wbr></wbr>彼等は刺激エネルギーを得ることがなくなり自己組織化しなくなる<wbr></wbr>。つまり刺激は人々の動機付けネルギーを高める働きをする。（<wbr></wbr>刺激についてのこの議論はやや単純すぎて、<wbr></wbr>刺激なら何でもよいと読めるきらいがあるが、本旨ではない。<wbr></wbr>自己組織化を継続するに必要な刺激とは、<wbr></wbr>精神エネルギーを高めるものを指している。）<br /> 刺激は人間そのものである場合もある。言い換えれば、<wbr></wbr>人間自体が刺激を外から持ち込んでくることがある。<wbr></wbr>長引く不況で新人採用が停滞して人の流入が減ると、<wbr></wbr>その組織にとって新人であるがゆえの外部からの刺激がなくなる。<wbr></wbr>新人の入ってこない組織は年ごとに停滞感を高める。<wbr></wbr>人事交流の停滞も同様の悪さをする。<br /> このように考えてくると、<wbr></wbr>事例に見た日産のゴーン氏の外部からの社長就任は最大の外部エネ<wbr></wbr>ルギー（外部刺激）の注入であったとも言えよう。あるいは、<wbr></wbr>もっと一般的に、多くの内部者が外に出向いて様々な刺激に触れ、<wbr></wbr>それを内部に持ち帰る機会がたくさんなければなるまい。<wbr></wbr>これが実現できていない閉塞した職場で働く人々に共通した言葉使<wbr></wbr>いがある。「内向きな仕事が増えている」である。<wbr></wbr>内の人がする外の人とのコンタクト刺激の回数を測定すれば、<wbr></wbr>組織の活性と閉塞の検証は容易であろう。<br /> また、内外を様々につなぐことによる情報ルートと運搬方法で、<wbr></wbr>外部の刺激を組織内に流入させることが可能である。<wbr></wbr>すでに先進企業が行っているマーケティング手法に、ツイッタ&minus;<wbr></wbr>やフェイスブックなどのソーシャルメディを使っての市場動向、<wbr></wbr>顧客動向の把握がある。情報技術の高度化により、<wbr></wbr>書き込み情報とweb検索の履歴情報についての詳細な分析が可能<wbr></wbr>となり、<wbr></wbr>今までになかった広さと深さの外部情報が組織内に流入し、<wbr></wbr>新製品開発に活用されている。<wbr></wbr>この手法は新製品開発に限らずさまざまな事業活動領域での応用性<wbr></wbr>を秘めている。<br /> 逆に、筆者が見聞した企業のLANでは、<wbr></wbr>従業員のPCから社外へ接続してのネット閲覧を制限したり、<wbr></wbr>メール送受信を抑制しているとのこと。<wbr></wbr>外部への情報漏洩を危惧してであると理解は出来るが、<wbr></wbr>会社は外部からの刺激エネルギーの注入を自ら絞っているのである<wbr></wbr>。筆者の上の議論からすればこれは自殺行為に近い。</div> <div>ーーーーーーーーーーー</div><script type="text/javascript" src="http://wms.assoc-amazon.jp/20070822/JP/js/link-enhancer-common.js?tag=interliteracy-22">
</script> <noscript>
    <img src="http://wms.assoc-amazon.jp/20070822/JP/img/noscript.gif?tag=interliteracy-22" alt="" />
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    <title>No.34 「3.11手前一か月間の様子」</title>
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    <published>2012-04-19T01:45:57Z</published>
    <updated>2012-04-19T02:53:11Z</updated>

    <summary> 前回書いたように、私は毎日、非常に簡単に手に入る日次の地震情報として、ヤフーの...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
    </author>
    
        <category term="教授からのメッセージ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p><img src="http://www.keiotakagi.net/files/034.jpg" /></p>
<p>前回書いたように、私は毎日、非常に簡単に手に入る日次の地震情報として、ヤフーの天気予報サイトの「地震」を見ている。一日あたり、震度1以上の地震が日本全国で何回あったかを翌日に数えることができる（海外で大きな地震があると数の中に入ってしまうが大勢に影響はない）。<br />
このデータベースを過去にたぐっていくと、3.11の場合、その１日の震度１以上の回数が98であったことがわかる（翌日からは数100になっていく）。私にとって重要であったのは、その手前の一か月間を見ることであった。2.10から、日本全国で起きた震度１以上の地震の毎日の数を記すと次のようになる。<br />
<br />
5, 5, 2, 3, 4, 4, 7, 6, 6, 5, 3, 4, 7, 1, 5, 3, 6, <strong><span style="color: rgb(255, 0, 0);">29</span></strong>, 7, 4, 4, 2, 2, 5, 4, 6, 2, <span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>23</strong></span>,<strong><span style="color: rgb(255, 0, 0);">15</span></strong>,<span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>98</strong></span><br />
<br />
明らかに10以下の数で推移していたが（平穏のように見える）、98（これが3.11当日の回数）の手前2日間で数が増えていた。また１２日前に29があった。この時、危険増大であったのかもしれない。<br />
ちなみに昨日（4.17）に至るまではどうであったかをひと月分記しておく。<br />
<br />
12, 10, 8, 9, 11, 6, 7, 8, 12, 10, 12, 10, 7, 16, 3, 12, 7, 10, 4, 5, 4, 6, 7, 4, 6, 3, 9, <span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>17</strong></span>, <span style="color: rgb(255, 0, 0);"><strong>23</strong></span>, 14, 4, 15<br />
<br />
最近ひと月は、10前後で推移するが、ときおり10から15くらいに上昇する。これが不規則な間隔で波をうっている。おそらくであるが、注意すべきとなるタイミングは、波が上がりそうな時である。17, 23と上昇したのは４月13日と14日であった。この時、家族内にむけて「ここ2、3日は要注意」という警報をだした。幸いその後は下がった（が、再び15となっている）。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>No.33「テキストマイニング」</title>
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    <published>2012-03-26T04:20:24Z</published>
    <updated>2012-03-26T23:32:18Z</updated>

    <summary>ケースメソッドの教室は参加者と講師の発言で進行する。いや、厳密に書くと、発言だけ...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="慶應型ケースメソッド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>ケースメソッドの教室は参加者と講師の発言で進行する。いや、<wbr></wbr>厳密に書くと、発言だけで進行する。<wbr></wbr>もちろん黒板を使って講師は発言のポイントを板書しつつ進行させ<wbr></wbr>るが、板書の中身はもとは発言なので、<wbr></wbr>やはり発言だけで進行すると言って間違いはない。</p><p>この発言はどのような構造を生じさせつつ討議を形成していくか。<wbr></wbr>あるいは流動し、収束し、新たな智恵を紡いでいくか。<wbr></wbr>この点を解明するのに役立つ言語解析技術の一つがテキストマイニ<wbr></wbr>ングではないかと考えるようになった。<wbr></wbr>すでにこの技術はwebマーケティングの分野で多用されているが<wbr></wbr>、それをケースメソッドの討議の解析に使うことが可能のはずだ。</p><p>新年度のMBAのゼミ生がグループ討議の発言にテキストマイニン<wbr></wbr>グをかける研究計画を立てている。<wbr></wbr>同じ議題で討議する12室のグループ室でデータを収集する。<wbr></wbr>これは、<wbr></wbr>ケースメソッドで討議するクラス全体について研究する前哨戦とし<wbr></wbr>て、かなりエキサイティングな研究になるはずである。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>No.33 「組織能力のハイブリッド戦略」</title>
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    <published>2012-03-26T04:18:00Z</published>
    <updated>2012-03-26T23:31:44Z</updated>

    <summary>3年余の時間をかけて本を書いた。タイトルは「組織能力のハイブリッド戦略」（ダイヤ...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="「知的導火線」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>3年余の時間をかけて本を書いた。タイトルは「組織能力のハイブリッド戦略」（ダイヤモンド社から4月19日に刊行の予定）。この本にはこの項に書いてきたいくつもの本が導火線となって結びついている。</p><p>ブックカバーに次のような言葉を入れてもらうことができた。「人ベースの強みを生かした仕事ベースの導入」「上場企業163社に見る日本企業の進化の条件」「人と人とのつながりは、イノベーションを生み、しかし、しがらみも作る」「経路依存の罠からの脱却する戦略を例示」。<br /><br />&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
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    <title>No.33 「地震数の波動」</title>
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    <published>2012-03-26T04:15:57Z</published>
    <updated>2012-03-27T02:01:28Z</updated>

    <summary> 東京地域に住んでいる人と、関西地域に住んでいる人とで、近いうちにひょっとすると...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="教授からのメッセージ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p><img alt="" src="http://www.keiotakagi.net/files/033.jpg" /></p> <p>東京地域に住んでいる人と、関西地域に住んでいる人とで、近いうちにひょっとすると大地震が来ることについて、意識が随分違う。東京地域に住んでいる人は、「首都直下型地震」の言葉にとても敏感になっている。関西地域に住んでいる人は、「東京の人はそんなに敏感になっているのですか」と言う。</p> <p>私は東京地域に住んでいるので、東日本大震災（これはプレートのズレで生じ、阪神大震災の活断層によるものと原理が異なるそうだ）により、プレート型の大地震が起きやすくなっているという地震学者の言葉を信用している。想定されるのは首都直下型だけでなく、東海地震や東南海地震など、みなプレート型で巨大型である。</p> <p>私にとって地震科学はまったくの専門外だが、科学者の一人としてわずかばかりの地震データを毎日観測することにした。インターネットで簡単にできる。ヤフーの天気予報のサイトに地震の項目がある。これをクリックすると一日24時間に生じた日本全国の震度1以上の地震のリストが公表される。この回数を毎日数えて、折れ線グラフを書く。一日あたり震度1以上の地震が10回前後で推移する日々と、20回くらいに跳ね上がる日がゆっくり波をうって交代するのが見て取れる。</p> <p>一般に巨大地震の1年後に大きな余震が来ることが多いのは、海外の巨大地震報道を見ているとわかる。我が国の3.11の1年後にあたる2週間前のこの折れ線グラフは、20回を超えるまでに跳ね上がった。その前が10前後で推移して、その後がまた10前後で推移して今日に至っている。</p> <p>再度この折れ線グラフがじょじょに20まで上がる日が来るかどうかに注目しつつ、毎日ヤフーの天気予報サイトを見ている。</p>]]>
        
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    <title>No.32「 ティッピングポイント 」</title>
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    <published>2012-02-18T14:18:34Z</published>
    <updated>2012-02-18T14:20:47Z</updated>

    <summary>人は、分かっているけどやらない。分かっているならどうしてやらないのか。私の判断で...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="慶應型ケースメソッド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>人は、分かっているけどやらない。分かっているならどうしてやらないのか。私の判断ではこの問いに答えはまだないと思う。ちまたでは、この問いにあたかも答えるかのように、ハウツー本が溢れている。読んで役にたたなかったので、人は別の本を求めることをやめない。 　</p><p>「知っていること」と「実行すること」の間には随分と距離がある。それを短くすることができるとすばらしい。 　</p><p>ある若い人と知的会話を１時間半ほどしているうちに、この問題を解くカギが一つありそうだと、気づいた。人は知ることによって頭の中にさまざまな想いを構成する。ほとんどの場合、知ることで増えてきたそれらたくさんの想いは、相互にうまく整理されることができないままとなる。整理されないもろもろの集まりは、たとえて言えば、本人の気持ちの落ち着きをなくすかのように発酵し、流動し、何ものかを渇望させる。何を渇望しているのかさえ分からないので、また流動する。 　</p><p>この状態になっている人の何らかのタイミングをとらえて、うまく工夫した別の何かを投入すると、ティッピングポイントを押すことが出来る。はずではないか、と考え至っている。つまり仮説を持った。仮説が正しければ、「知ること」と「実行すること」を結びつける一つの方法の考案を可能とするはずである。これをしばらく研究で追ってみようと考えた。まずはケースメソッドの教室でそれを追うことから入る。&nbsp;</p>]]>
        
    </content>
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    <title>No.32「紅楼夢」</title>
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    <published>2012-02-18T14:08:44Z</published>
    <updated>2012-02-18T14:21:30Z</updated>

    <summary>今日紹介する本は、私の研究活動と直結するものではないが、人々の生活を観察する感度...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
    </author>
    
        <category term="「知的導火線」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>今日紹介する本は、私の研究活動と直結するものではないが、人々の生活を観察する感度を上げる目的で読み始めた。A Dream of Red Mansions。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/7119006436/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=interliteracy-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=7119006436">A Dream of Red Mansions</a><img width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=interliteracy-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=7119006436" /> 中国の古典長編小説「紅楼夢」の英語訳である。北京の知人が来日した際にお土産に持ってきてくれた。ペーパーバックで４冊ある。私が中国語がまるでだめで、英語ならなんとかなるというのを知っていて、重いものを持参してくれた。 　</p><div>&nbsp;</div><div>日本語訳もあるが、あえて英語で読んでいくことにした。理由は、19世紀の中国の貴族生活の様子を克明に小説として描いてあるとのことで、その生活社会での人々の感情の機微に触れるときに、英語を通すことで、かえってよくわかるのではないかと考えたからである。これを日本語訳で読んでしまうと、日本語の持っている感情の機微の表現が自分にとって無自覚になるので、むしろ英語で読む方がかえって分かりやすい。 　</div><div>&nbsp;</div><div>読みながら時おり日本語訳を見るのだが、え、日本語だとこんなふうに書いてある、と驚くと同時に、日本語も英語も正しく翻訳されているのかと、いぶかることもある。 　</div><div>&nbsp;</div><div>別の機会に聞いたことだが、中国人から麻雀と紅楼夢をとりあげると、することがなくなる、そうだ。どれほどの誇張と時代遅れがこの言葉に入っているか分からないが、紅楼夢にはある種の人々を夢中にさせる何かがあるのだろう。それを英語という異文化のフィルターであえて読むことをしばらく続けることにした。</div><script type="text/javascript" src="http://wms.assoc-amazon.jp/20070822/JP/js/link-enhancer-common.js?tag=interliteracy-22">
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    <title>No.32「首都直下型地震」</title>
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    <published>2012-02-18T14:06:00Z</published>
    <updated>2012-02-18T14:41:42Z</updated>

    <summary> 今後4年間で70％の発生確率、と報道されて大きな波紋を呼んだ首都直下型地震。そ...</summary>
    <author>
        <name>haruotakagi</name>
        
    </author>
    
        <category term="教授からのメッセージ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p><img alt="" src="http://www.keiotakagi.net/files/032.jpg" /></p> <p>今後4年間で70％の発生確率、と報道されて大きな波紋を呼んだ首都直下型地震。その後、確率の計算には何種類か方式があるとのことで、数値がけっこうばらついていることが分かった。同時に、東日本大震災のあと、首都直下型地震の発生は近くなったことだけは確か、という感触を持った。 　</p> <p>地震に備えての準備とよく言われるが、実のところ、準備をきちんと整えることは現実的でない。意識が続かないのである。そこで、なにか別の続けられる方法はないかと考えて、いまのところ続いているものがある（これとていつまで続くか自信はないのだが）。それは一日に一回（最低でも一週間に一回以上）だれかと地震対策について会話をするのを自分に義務づけたこと。 　</p> <p>現在続いている会話の相手は家内である。ほぼ一日おきくらいに、朝食をとりながら、今日大地震が起きたらどうするか。今日の乗り物はこれこれなので、その時に大地震が起きたらどうこうする。別の日には、今日の居場所はどこどこなので、そこで大地震が起きたら歩いて帰るか、そこにとどまるか。などなど。また別の日には（とくに休日）、家内と車でスーパーに行った際に緊急用品を一つ必ず買う。前に日曜日には2リットルの水、6本入一箱を買った。 　</p> <p>2020年のオリンピックを東京に招致する活動がはじまった。テーマは復興。東日本大震災からの復興である。2020年まで8年。それまでに2度目の大震災が起きないよう願いながら、今朝も家内と大震災を話題にした。</p>]]>
        
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    <title>No.31 「多くの分野でケースが作成されている」</title>
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    <published>2011-12-31T08:43:39Z</published>
    <updated>2011-12-31T08:44:32Z</updated>

    <summary>すでに経営教育以外のさまざまな分野でケースが作成され、ケースメソッド授業が行われ...</summary>
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        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="慶應型ケースメソッド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>すでに経営教育以外のさまざまな分野でケースが作成され、ケースメソッド授業が行われるようになっていることは、<wbr></wbr>すでに何回かこの項に書いている。<wbr></wbr>今年は東日本大震災があり危機管理や緊急時についてのケースが作<wbr></wbr>られ、とくにその場面での医療、福祉、<wbr></wbr>介護のケースが作られている。<wbr></wbr>また関係する人々が集まってケースのデモ授業を行う研究会も開か<wbr></wbr>れた。</p><p>これらのケースはすべて実際の場面を描いていることが、<wbr></wbr>そのケースを使う討論授業に強みを与える。<wbr></wbr>緊急場面に自ら遭遇しての経験から学ぶことは非現実的だ。<wbr></wbr>ケースメソッドの教室でこそ経験から学ぶことができる。<wbr></wbr>そのために今回の出来事をケースとして残す意義がある。</p><p>一方で、組織行動学の研究者として思うのだが、<wbr></wbr>ビジネススクールの組織行動学の科目で行うケースメソッド授業で<wbr></wbr>は、ケースを討議して一種の疑似体験から学ばせるとしても、<wbr></wbr>必ずその根底に理論を持っている。<wbr></wbr>理論を形成するのは組織行動学の地道な研究の積み重ねである。</p><p>今回話題にしている緊急時の医療、福祉、<wbr></wbr>介護のケースはケース情報そのものは極めて貴重で価値があるとし<wbr></wbr>ても、<wbr></wbr>そのケース調査の根底を支える理論はまだ道半ばとのことであった<wbr></wbr>。<wbr></wbr>今後の彼等の研究活動がかならずやそれを豊かにすると期待してい<wbr></wbr>る。</p>]]>
        
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    <title>No.31 「若い人々から知的注入を受ける」</title>
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    <published>2011-12-31T08:42:14Z</published>
    <updated>2011-12-31T08:43:29Z</updated>

    <summary>昨年度はサバティカルであったのでMBAゼミ生を持たなかったが、今年度は6名のゼミ...</summary>
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        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="「知的導火線」" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>昨年度はサバティカルであったのでMBAゼミ生を持たなかったが、今年度は6名のゼミ生を持って修士論文作成（卒業研究）<wbr></wbr>の指導をおこなった。<wbr></wbr>毎年一歳ずつを年をとっていく自分にとって、毎年のゼミ生は（<wbr></wbr>当たり前だが）毎年おなじ年齢である。<wbr></wbr>自分は年をとっても目の前のゼミ生は毎年同じ年である。<wbr></wbr>ときどきこのことを、<wbr></wbr>若い生き血を吸うドラキュラみたいなものと例えることがあるが、<wbr></wbr>研究者にとって毎年のゼミ生との研究活動はすばらしいものだ。</p><p>まだ論文審査が終わっていないので内容の紹介が出来ないが、<wbr></wbr>すでにこの大晦日までに6名とも研究を完成させている。<wbr></wbr>私自身の研究活動にとって若い人々の研究成果は新鮮で刺激的だ。<wbr></wbr>せめて彼等の研究テーマだけでもここに紹介する。</p><p>・「トップリーダーを育成する仕組み&mdash;資質・<wbr></wbr>経験はどのように考慮されるべきかー」<br /> ・「緊急時にリーダーの統率力は必要か」<br /> ・「世襲経営者のマネジメント能力?創業者一族・従業員・顧客・<wbr></wbr>地域についてのマネジメント?」<br /> ・「<wbr></wbr>ソーシャルメディアが企業内組織へ与えるインパクトについての考<wbr></wbr>察〜日本企業はソーシャルメディアとどう向き合うべきか〜」<br /> ・「企業内研修を設計するガイドラインの作成を試みる?<wbr></wbr>日本の終身雇用企業におけるホワイトカラーへの「定型配給型」<wbr></wbr>企業内研修体系をいかにリ・デザインするか?」<br /> ・「<wbr></wbr>自社の競争優位を確保する為の日本企業独自の人材マネジメントシ<wbr></wbr>ステムの改良・変革の取り組みの分析を通じた一考察」</p>]]>
        
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    <title>No.31 「政治家がとれる責任」</title>
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    <published>2011-12-31T08:40:20Z</published>
    <updated>2011-12-31T08:46:14Z</updated>

    <summary>  この項で政治について書くことはしないようにしてきているのだが、年の終わりにど...</summary>
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        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="教授からのメッセージ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[ <p><img src="http://www.keiotakagi.net/files/031.jpg" /></p>

<p>この項で政治について書くことはしないようにしてきているのだが、年の終わりにどうしても書くことにした。<wbr></wbr>つい数日前に報じられた民主党での消費税増税について方針決定し<wbr></wbr>た会議のことである。</p>
<p>組織研究者にとって会議という形態の組織のダイナミクスは興味深<wbr></wbr>い。しかし今回の民主党のあの会議は、「先生」<wbr></wbr>と呼ばれる人々のなすことなのかと驚きつつ、<wbr></wbr>人のなすこととして同じかという気持ちにもなった。<wbr></wbr>会議のその場にいたわけでなく数回のニュース報道を聞いただけで<wbr></wbr>あるが。</p>
<p>その報道で二つ興味を持った。一つめは、執行部側の提案に「<wbr></wbr>反対」する人々ばかり発言にたち、<wbr></wbr>あたかも時間を意図的に空費させているかのようであったこと。<wbr></wbr>そのような意図がありありであったと報道する新聞記事も読んだ。<wbr></wbr>国の将来を左右する重大意思決定の一部となる会議で時間空費をね<wbr></wbr>らう政治家が多数いたことに政治家も人の子と同情するやら情けな<wbr></wbr>くなるやら。（この現象は、「先生」<wbr></wbr>と呼ばれる人々が作る大学の教授会という組織でも見ることがある<wbr></wbr>。）</p>
<p>二つめは、野田総理の提案とあったが、<wbr></wbr>反対派を納得させるために消費税増税の実施時期を半年遅らせ、<wbr></wbr>現職の衆議院任期の後としたこと。<wbr></wbr>反対派の反対の真の意図はこれか。あきれることしきり。<wbr></wbr>政治家が責任を持つのは議員の任期中であるかと思っていたが、<wbr></wbr>責任を取りたくないので任期後になるよう議決したとは、<wbr></wbr>やはり政治家も人の子と同情するやら情けなくなるやら。</p>
<p>この会議にはたくさんのメディアが入って報道用に録音録画してい<wbr></wbr>た。研究者として興味を持つのは、<wbr></wbr>なぜ上のようなダイナミクスが起きたのか、<wbr></wbr>この音声と動画の記録を分析することである。</p>]]>
        
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    <title>No.30 「劇中劇中劇のケース」</title>
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    <published>2011-11-29T09:08:09Z</published>
    <updated>2011-11-29T09:09:15Z</updated>

    <summary>KBSの在学生に提供していたケースメソッド教授法科目について一般の方が受講できる...</summary>
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        <name>haruotakagi</name>
        
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        <category term="慶應型ケースメソッド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p>KBSの在学生に提供していたケースメソッド教授法科目について一般の方が受講できるよう「ケースメソッド教授法セミナー」<wbr></wbr>として開講している。そのアドバンス・コースで、<wbr></wbr>私が私の経験を題材にしたケースを作り、<wbr></wbr>私がディスカッションリードする授業を行うことになった。<wbr></wbr>ケースの作者自身がそのケースの授業をディスカッションリードす<wbr></wbr>ることはめずらしくないが、<wbr></wbr>ケースの作者が自身の経験を題材にケース作成して、<wbr></wbr>作者自身が教室で授業するのは、たぶんとてもめずらしい。</p><p>タイトルは「教室を白熱させるために教師にできること」。<wbr></wbr>その冒頭は次のような記述になっている。<br /> ------------------------------</p><p>　2010年10月半ばのある日のこと、<wbr></wbr>慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授 梶山暁夫は、パソコンに次のメールが届いているのを見つけた。<wbr></wbr>このメールは梶山に大きな判断を迫っていた。<br /> 　慶應義塾大学大学院経営管理研究科<br /> 　教授　梶山 暁夫　様<br /> 　　突然のメールで失礼いたします。<br /> 　　私は、NHKでテレビ番組を制作しております野田と申します。<br /> 　　テレビの取材の相談があり、メール差し上げました。<br /> 　　この度、NHKの教育で以前放送しておりましたハーバード大学<br /> 　　サンデル教授の「白熱教室」<wbr></wbr>という番組を日本版で放送することとなりました。<br /> 　　そこで、リサーチを進めたところ「ケースメソッド」<wbr></wbr>というキーワードを見つけ、<br /> 　　梶山先生のHPにたどり着きました。<br /> 　　急なお話で大変恐縮ですが、取材のご相談をさせて頂きたく<br /> 　　企画書をまとめましたのでご高覧頂ければ幸いです。<br /> 　　それでは、またこちらからメール差し上げますので、<br /> 　　何卒よろしくお願い申し上げます。<br /> 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ディレクター　野田 正史<br /> ------------------------------<br /> 　上に紹介した冒頭部分はAケースである。それにつづいてB、C、<wbr></wbr>D、Eケースと続く連作ケースである。</p>]]>
        
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    <title>No.30 「心理学研究の最前線」</title>
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    <id>tag:www.keiotakagi.net,2011://1.103</id>

    <published>2011-11-29T09:05:10Z</published>
    <updated>2011-11-29T09:07:58Z</updated>

    <summary>組織行動学を専攻する者にとって、隣接領域である心理学の最新の研究成果を知っておく...</summary>
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        <name>haruotakagi</name>
        
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        <![CDATA[<p>組織行動学を専攻する者にとって、隣接領域である心理学の最新の研究成果を知っておくことはとても<wbr></wbr>大事だ。そう思いつぎの本を手にした。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/441430184X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;tag=interliteracy-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=441430184X">[心理学研究法４　発達」</a><img width="1" height="1" border="0" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=interliteracy-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=441430184X" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> （山口真美・金沢創編著、誠信書房、2011）。<wbr></wbr>この本の中で「教授からのメッセージ」<wbr></wbr>に書いた幼児虐待のサルの母娘間伝播の観察研究を知った。<wbr></wbr>もともとこの本は研究方法を説くものである。<wbr></wbr>精密に設計した観察研究が実施できれば多くの成果が上がる。<wbr></wbr>組織行動研究でも可能のはずである。</p>   <script type="text/javascript" src="http://wms.assoc-amazon.jp/20070822/JP/js/link-enhancer-common.js?tag=interliteracy-22">
</script> <noscript>
    <img src="http://wms.assoc-amazon.jp/20070822/JP/img/noscript.gif?tag=interliteracy-22" alt="" />
</noscript>]]>
        
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    <title>No.30 「幼児虐待の母娘間伝播」</title>
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    <id>tag:www.keiotakagi.net,2011://1.102</id>

    <published>2011-11-29T09:03:51Z</published>
    <updated>2011-11-29T09:16:31Z</updated>

    <summary> 幼児虐待のニュースが増える傾向にあるが、ひょっとすると当たり前になりすぎてニュ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.keiotakagi.net/">
        <![CDATA[<p><img src="http://www.keiotakagi.net/files/030.jpg" /></p>

<p>幼児虐待のニュースが増える傾向にあるが、ひょっとすると当たり前になりすぎてニュースにならなくなる時期<wbr></wbr>が来るか、と危惧している。<wbr></wbr>次のことが世間でどれほど広く知られているか詳しくないが、<wbr></wbr>幼児虐待は母から娘に伝播する現象だといわれている。<wbr></wbr>つらいことである。</p>
<p>母娘間で伝播すると言うことは二つの理由が考えられる。<wbr></wbr>経験か遺伝かである。<wbr></wbr>このどちらが正しいかをサルの母娘の観察で解明した研究があるそ<wbr></wbr>うだ。虐待傾向のある母サルと、ない母サル。<wbr></wbr>それぞれの出産直後の娘２匹を、その母に直接育てさせる組みと、<wbr></wbr>他方に育てさせる組みを作る。<wbr></wbr>それぞれの母はそれぞれの子供をどのように育てるか観察した。<wbr></wbr>その後、<wbr></wbr>そだった娘が母になった時に出産した娘をどのように扱うかも観察<wbr></wbr>した。この観察研究では、長い時間をかけて事例の数を増やし、<wbr></wbr>精密な組み合わせをとることで、<wbr></wbr>経験によるのか遺伝によるのかの科学的結論を出した。<wbr></wbr>答えは経験であった。つらい事実であるが、<wbr></wbr>母に虐待されて育った娘は、<wbr></wbr>自らが母となった時に娘を虐待する傾向を強める。</p>
<p>この事実は、母となる人物、もっと精密にいえば、<wbr></wbr>虐待を生き延びた後の女性に、<wbr></wbr>教育的な方法で虐待を減らそうとしても効果がないことを示してい<wbr></wbr>る。<wbr></wbr>となると効果があるのは虐待を阻止する外からの介入ということに<wbr></wbr>なる。この方法が日本では遅れている。</p>]]>
        
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